内視鏡センター

診療科・部門

部局紹介

当内視鏡センターは日本消化器内視鏡学会の指導施設であり、経験豊富な看護スタッフと共に患者さんに適した検査・治療を提供しています。
5台の電子内視鏡システムと1台の透視装置を用い、上部内視鏡検査(胃カメラ)、下部内視鏡検査(大腸カメラ)、内視鏡的逆行性胆管造影検査(ERCP)、気管支鏡による検査・治療を月曜日から金曜日まで行っています。

業務紹介

検査

午前は上部内視鏡(胃カメラ)、午後は下部内視鏡(大腸カメラ)を行っています。
通常観察に加え、拡大内視鏡や色素内視鏡、超音波内視鏡(EUS)を併用し、病変の早期発見に努めています。
希望される患者さんには、経鼻内視鏡や鎮痛剤を使用した検査で苦痛を軽減するようにしています。

気管支鏡は呼吸器外科の医師が検査を担当し、生検、擦過細胞診、培養、気管支洗浄等を併用して、微細病変の診断を行い、治療方針を決定しています。

治療

治療では早期がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)に力を入れています。
粘膜・ポリープ切除術や食道静脈硬化・結紮療法、消化管出血に対する内視鏡的止血術、異物除去のほか、消化管狭窄に対するステント留置やバルーン拡張術も数多く実施しています。
ERCPにて総胆管結石に対する内視鏡的除去術や胆道狭窄に対する内視鏡的ドレナージやステント挿入も消化器外科と連携しながら行っています。
また、EUSを用いての診断、穿刺吸引生検(EUS-FNA)やドレナージも積極的に行っています。

検査・治療には消化器内科の医師と消化器外科の医師が交代あるいは共同で当たっています。
毎週行われている内視鏡カンファレンスで治療方針を検討するため、両科間の連携もスムーズに行われています。

上部内視鏡検査(胃カメラ)、下部内視鏡検査(大腸カメラ)は病診連携システムを利用して、かかりつけのクリニックから直接ご予約をいただくことができます。
検査終了後は結果をクリニックの先生から患者さんに説明していただいています。是非当センターをご利用ください。

内視鏡検査・治療週間予定表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
上部消化管内視鏡検査
大腸内視鏡検査
粘膜下層剥離術(ESD)
胃ポリペクトミー・粘膜切除術
大腸ポリペクトミー・粘膜切除術
超音波内視鏡検査
逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)
食道静脈硬化・結紮療法
気管支鏡検査
スクロールできます

○:実施日 ※都合により変更する場合があります。

実績 2023年度

検査名 件数
上部消化管内視鏡検査 3,100件
大腸内視鏡検査 1,839件
粘膜下層剥離術(ESD) 92件
胃ポリペクトミー・粘膜切除術 10件
大腸ポリペクトミー・粘膜切除術 582件
超音波内視鏡検査 73件
逆行性胆管膵管造影検査(ERCP) 396件
食道静脈硬化・結紮療法 41件
気管支鏡検査 19件
スクロールできます

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