小児科

診療科・部門

概要

診療紹介

小児科では、感染性疾患やその他の疾患につき幅広く受け入れております。小児救急医療に注力しており、中河内地区の救急輪番を週3日担っております。
近年増加し続けている食物アレルギーに対処すべく、食物経口負荷試験を積極的に行っております。食物経口負荷試験の結果に基づいて適切な食物除去を指導しており、最終的には制限なく食事ができることを目標としております。

血液外来では血友病などの出血性疾患の診断および止血管理、整形外科および歯科口腔外科と連携して血友病包括外来も行っております。また、腎疾患、起立性調節障害、および肥満に対する管理などで長期にわたる治療が必要な場合も院内学級(公立小・中学校)が設置されていますので、学業面の不安なく治療を受けていただくことが可能です。
特に近年増加している起立性調節障害に関しては診断目的の入院と環境調整入院を行っており、個々のケースに合わせた治療を看護スタッフとリハビリテーション部のスタッフと連携しながら行うことを目標にしております。低身長に対しては、検査や治療の必要性を含めて当センターにて判断いたします。

基礎疾患をお持ちのお子さんが感染症などで入院が必要となる場合も積極的に当院で入院加療させていただきます。

アレルギー外来のご案内

主な対象疾患

気管支喘息

ガイドラインに則り、重症度に合わせた適切な治療を行います。
呼吸機能検査、呼気一酸化窒素濃度測定、運動負荷試験などの検査が実施可能です。
喘息発作をきたすことなく、日常生活を健やかに過ごせるように努めます。

呼気一酸化窒素測定について

アレルギー性鼻炎(花粉症)

耳鼻科と連携し症状や重症度に合わせた適切な治療を行います。
当科では根治を目指せる「舌下免疫療法」を行っています

  • スギ花粉に対する舌下免疫療法の新規導入は6~12月までとなっています。
アトピー性皮膚炎

乳児期から認めることが多い慢性的な湿疹で、近年は他のアレルギー疾患との関連も深いと言われています。アトピー性皮膚炎には外用薬を主体とした治療を行いますが、重症の患者さんには注射薬や内服薬を用いた全身療法も行います。

食物アレルギー

食物経口負荷試験の結果にもとづいて、食物の摂取および除去を指導しています。
患者さん一人ひとりの年齢や状態、家庭状況にあわせて、きめ細かい指導を心がけています。
また、自宅で食べる量を少しずつ増量させる「緩徐経口免疫療法」も行っています。
食物経口負荷試験については下記をご参照ください。

食物経口負荷試験の実績
2024年度食物経口負荷試験件数 678件
2022年度食物経口負荷試験件数 518件

食物アレルギーの食物経口負荷試験

食物経口負荷試験の目的

食物アレルギーは血液検査だけでは正しく診断・評価することはできません。
食物経口負荷試験は原因と思われる食物を実際に食べてみて、アレルギー症状が出現するか観察する検査です。
これにより食物アレルギーの確定診断ができます。 また、食物アレルギーと診断されている場合でも安全に食べられる量を確認することで、少しずつ食べていただくことが可能となります。
したがって、この検査は下記の事ができる唯一の検査方法です。

  1. 食物アレルギーを診断する。
  2. 食物アレルギーの程度を調べる。

当科では、この食物経口負荷試験を原則として日帰り入院で行っております。

食物経口負荷試験の対象となる場合

  • 血液検査の結果で食物除去の指示を受け、以来現在に至るまで除去を続けている。
  • 血液検査の値が高く、食べさせるのに不安を感じている。
  • 幼稚園、保育園に入園が決まっているため、アレルギーの診断や食べられる量をはっきりさせたい。
  • 以前、食物アレルギーの診断を受けたが、治ってきているかを知りたい。など

食物経口負荷試験の流れ

外来
初診を含め2回程度、
外来受診していただきます。
  • 問診、診察、血液検査や皮膚テストなどをおこないます。
  • 上記の結果から検査の実施日や摂取量を決定します。
その際、食物経口負荷試験を説明し、入院(検査)予約をお取りします。
入院での食物経口負荷試験 9:00〜10:00:病棟にて問診と診察をおこないます。
10:00〜12:00:検査予定の食物を少しずつ食べてもらいます。
途中で症状が出現した場合は検査終了となります。
12:00頃:予定の検査が終了後、症状がない場合は昼食(除去食)をお出しします。
13:00〜14:00頃:症状がない場合は退院となります。
その際に、暫定的な食物除去(または解除)を指示します。
検査後外来 検査結果と自宅で食べた様子から確定的な除去の指示(または解除)と、今後のスケジュールをお話します。
  • ※症例によっては上記と異なる場合があります。
  • ※症状が続く場合、1泊程度入院していただくこともあります。

成長ホルモン分泌刺激試験

お子様の身長でお悩みではないですか?
低身長の場合、成長ホルモンの分泌が不足している成長ホルモン分泌不全性低身長である可能性があります。
成長ホルモンがしっかり分泌されているかどうかは、分泌刺激試験を行わなければわかりません。
成長ホルモンが分泌されてない場合、成長ホルモンの補充療法で治療できる可能性があります。
当科では成長ホルモン分泌刺激試験を3泊4日で実施しております。
一度、ご相談ください。

起立性調節障害

朝起きられず、調子がすぐれない、立ちくらみや倦怠感がある、などでお困りの思春期前後のお子様は、起立性調節障害という病気かもしれません。 自律神経の機能低下がこれらの症状を引き起こします。 午後になると症状が軽くなるのもこの病気の特徴です。適切な治療と環境調整が必要です。
ぜひ一度当科にご相談ください。

メディカルノートに掲載されました

古市部長の記事がメディカルノートに掲載されました。
詳細は下記をご覧ください。

メディカルノート

医師紹介

古市 康子 写真

古市 康子

ふるいち やすこ

役職
  • 部長
資格
  • 日本小児科学会認定 小児科専門医・指導医・代議員
  • 日本血栓止血学会認定 血栓止血認定医
  • N-CPRインストラクター

能村 賀子

よしむら よしこ

役職
  • 副部長
資格
  • 日本小児科学会認定 小児科専門医・指導医

平井 真曜子

ひらい しょうこ

役職
  • 主任医長
資格
  • 日本小児科学会認定 小児科専門医
  • 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医(小児科)

橋本 直樹

はしもと なおき

役職
  • 主任医長
資格
  • 日本小児科学会認定 小児科専門医
  • 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医

芳田 龍太

よしだ りょうた

役職
  • 主任医長
資格
  • 日本小児科学会認定 小児科専門医

柳野 智

やなぎの さとし

役職
  • 医長
資格
  • 日本小児科学会認定 小児科専門医
  • 日本小児感染症学会認定 小児感染症認定医

藤野 真帆

ふじの まほ

役職
  • 医長
資格
  • 日本小児科学会認定 小児科専門医

辻本 力歩

つじもと りきほ

役職
  • 医員

新宮領 大貴

しんぐうりょう だいき

役職
  • 医員

髙野 将彰

たかの まさあき

役職
  • 専攻医

木下 清二

きのした せいじ

役職
  • 非常勤

外来担当医表

診察室
1
古市 康子
藤野 真帆
能村 賀子
古市 康子
橋本 直樹
2
平井 真曜子
辻本 力歩
柳野 智
担当医
芳田 龍太
3
担当医
新宮領 大貴
担当医
新宮領 大貴
発熱
外来
担当医
担当医
担当医
担当医
担当医
専門
外来
古市 康子
(てんかん)
藤野 真帆
(予約)
能村 賀子
(内分泌・発達)
土井 政明
(血液・アレルギー)
橋本 直樹
(アレルギー)
平井 真曜子
(アレルギー)
辻本 力歩
(小児一般)
柳野 智
(小児一般)
担当医
(乳児健診)
芳田 龍太
(小児一般)
髙野 将彰
(小児一般)
木下 清二
(乳児健診)
木下 清二
(血液外来)
新宮領 大貴
(小児一般)

診療実績

2024年の診療実績

2024年1月~12月

項目名
小児救急外来患者数
(時間内/時間外)
4,437人
(1,155人/3,282人)
小児救急搬送件数
(時間内/時間外)
518人
(111人/407人)
救急外来からの入院数
(時間内/時間外)
718人
(432人/286人)

主な入院症例

項目名
食物経口負荷試験 688例
肺炎
(うちマイコプラズマ肺炎)
166例
(51例)
気管支炎
(うちRSウイルス気管支炎)
137例
(60例)
喘息性気管支炎 43例
起立性調節障害 21例
レスパイト入院 17例
川崎病 16例
ネフローゼ症候群 4例

医療関係者の方

当院小児科は地域の先生方のニーズに広く応えることができるよう、今後も一般小児科診療の充実を目指していきます。
また小児外科との連携を密にしてどのような患者さんにも適切に対応できるよう、また、一層地域の医療従事者の皆様のご要望にお応えできるように努めてまいります。
また年々増加しております要支援家庭に対するサポート体制を拡充し地域の行政機関との連携のもとに必要な医療的対応を行っていくことを目標にしております。
そして医療的ケアを必要とする児とそのご家庭をとりまく環境調整を行い必要な医療を提供します。

一般の患者さん

初めて受診する方

医療関係の方

患者さんの紹介について