静脈血栓症

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静脈血栓症

静脈血栓症は、上・下肢静脈にできた血の塊(血栓)を認めた深部静脈血栓症と肺動脈が血の塊(血栓)で塞がれた肺動脈血栓症の総称です。 PTEにおいて、大量血栓が肺門部に詰まるとショックに陥ったり、中には突然死を起こす場合があります。DVTが元々ありPTEに至るケースがほとんどですので、DVTの段階での早期発見が重要となります。

静脈血栓症イメージ

血栓のできる因子として、下肢骨折だけでなく、ステロイドやピルの内服中であることや、悪性腫瘍自体でも血栓のできやすい因子となります。

臨床症状としては、片側性の浮腫や労作時呼吸苦などあれば精査の検討が必要です。採血でD-dimer上昇も根拠の1つとなります。確定としては下肢静脈エコーが有用です。以下に臨床症状でDVTを疑うことに有用なWellsスコアを示します。

Wells スコア

治療としては、循環器内科において抗凝固療法(ワルファリンやDOACなど)を行い、血栓の程度や肺動脈血栓症の有無、リスクを勘案し下大静脈フィルターを検討します。

下大静脈フィルター